遅くなった出産祝い。贈るほうが良いのかどうか?

親族や友人など、身の回りの人から出産の報告を受けた際には「おめでとう」とお祝いの言葉をおくるものの、近い内にお祝いを贈ろうと思いながらつい先延ばしになってしまったという人は少なくはないでしょう。

特に出産経験のない人からすれば出産祝いに何をプレゼントすればいいのか分かりませんし、退院後は育児で忙しいでしょうからお祝いを持ってお邪魔するのもなんだか気が引けるとタイミングが分からないという人もいるでしょう。

しかしそうやって先延ばしにすればするほどよりお祝いを贈るタイミングを失ってしまい、気づけば1歳になっているなんてこともあります。

■できれば1ヶ月以内に贈りたい

出産祝いはできれば1ヶ月以内くらいに贈る方が良いとされています。

出産して約1週間程度で退院する人が多いので、その後にお祝いを持って赤ちゃんの顔を見る程度でお暇するというようにすれば退院後のお母さんや赤ちゃんに負担をかけることもないでしょう。

子どもを産んだ側からすればできれば我が子を連れて知り合いの家を周まわり、可愛い我が子を紹介したいものですが残念ながらそれはできません。

産後の赤ちゃんだけではなく母体も大きなダメージを受けている上に免疫力が落ちているため外気に触れるというのは風邪をはじめとして病気をもらってきやすい状態にあるからです。

そのため産後1ヶ月は自宅で安静にし、お母さんも体の回復を最優先させるためにあまり家事を頑張らないようにと指導されます。

1ヶ月も自宅で赤ちゃんと缶詰にされるお母さんというのは想像以上に精神的に疲労をためてしまいます。

常に泣き声を聞かされ、寝不足に悩まされ、外に出られないことから孤独感を感じるためとてもつらいのです。

そんな中でちょっとした時間だけでも誰かが来てくれるというのはとても嬉しいものです。

■育児で多忙なときほど誰かに来て欲しいもの

「育児で忙しいだろうから行ったら迷惑になるのでは」というのは実は間違った考え方なのです。

赤ちゃんのことやお母さんのことを考えるのであれば、できれば周りの人が家にお邪魔する方がありがたいものです。

その際にはお祝いを手にお邪魔したいものですが、このタイミングを逃してしまうと「今更遅いかな」という不安につながります。

とはいえ何にしようかと考えているうちにいつの間にか時間が経ってしまったという人もいるでしょう。

そうなってもお祝いを渡さないよりはましです。

物をあげるから喜ばれるのではありません。

新しい命の誕生を喜んでもらい、また長い妊娠期間から出産という大仕事を終えたお母さんに対して労わる言葉をかけてもらえるのが何よりも嬉しいお祝いなのです。

逆にお祝いの言葉もプレゼントも何もないという状態だと「子どもの誕生を喜んでもらえていない」ととらえられてしまいます。

■遅くなっても出産祝いは贈りましょう

それでは今後のお付き合いもぎくしゃくしてしまうものになるので、たとえ遅くなったとしても必ずお祝いをしましょう。

まずは電話やメールなどでお祝いの気持ちを伝え、何をプレゼントしたらいいのか分からないのであれば本人に聞くと良いでしょう。

ある程度時間が経っているのであれば、いろいろとお祝いをもらった後でしょうから、何が足りなくて何が欲しいのかというのが分かってくると思います。

そうなれば「何が欲しい?」という質問にも答えてくれやすいでしょうから喜んでもらえるプレゼントを用意しやすくなります。

タイミングを逃してしまうと用意すべきかどうか悩む人が多いのですが、実は遅いからこそ良いという部分もあるのです。

1人目の出産となると初めての育児なので何が必要なのか分からない場合があります。

逆に買ったりもらったりしたものが意外と使えなかったりということもあります。

それがある程度時間が経って育児に慣れてくると新しく買い足さなければならないものや、新たに欲しいものが明確になってきます。

このタイミングで欲しい物を聞いてもらえると逆にありがたいと感じる人もいます。

■遅くなったら何が欲しいか聞きましょう

実際に私は一児の母で、現在7ヶ月の娘がいます。

生まれてすぐに友人たちから絵本やおもちゃ、スタイなど様々なものをもらいましたが、お古をもらったものもあるのでスタイがたくさんあったり絵本がたくさんあったりともらったものがかぶってしまうことがあります。

もちろん無駄になるわけではないのでありがたく使わせてもらっているのですが、どうせかぶるのであれば他の物がほしかったと思ってしまったのも本心です。

そんなある日娘が生後6ヶ月になってから友人が「遅くなったけどお祝い何がほしい?」と聞いてくれたので私は素直に「冬服がほしい」とお願いしました。

夏服はたくさんあったのですが、娘が3月末生まれなのであまり冬服を持っていなかったのです。

すると友人が何着か新しい服をプレゼントしてくれてとても助かりました。

「遅くなってしまったけど」という一言を添えてくれればもらう側としてはまったく気になりません。

逆に何もお祝いしてくれない方が複雑な気持ちになります。

お祝いというのはねだるものではないので「お祝いをください」なんて言えません。

そのため周りの人の方が気をまわしてあげるようにしましょう。