生まれる前に出産祝いをしても良いのか迷われる方もいらっしゃると思います。
ママになられる方とどのくらい親しいかにもよりますが、親友といえるぐらい仲が良い場合は良いのではと思います。
仲の良い知人の場合、相手の方が欲しいものなど早くから分かっている場合も多いでしょう。
また、その中には、出産直後からすぐに使えるようなものを贈る予定の方もいらっしゃるでしょう。
このような場合は、早く贈った方が良いのではと思ったりするのも当然のことと思います。
■仲が良ければ早く贈るのも大丈夫
一般的には、生まれてから贈るというのが昔からの習わしです。
しかし、今の時代、そんなにもしきたりなどに囚われなくても良いのではないでしょうか。
仲の良い知人の出産の場合は特にそのような遠慮はいらないように思います。
ママとなる人も、出産前から赤ちゃんを迎える準備を色々と整えます。
特に出産直後にすぐ使うような物は、ほとんど購入しています。
贈るものにもよりますが、早めに使えるものでしたら早めに贈った方が、贈られた側も重なって購入することもないかもしれません。
■赤ちゃんに万が一のケースがあった場合に困ることも・・・
ただ、赤ちゃんは必ずしも無事に生まれてくるとは限りません。
無事に生まれても生後一か月でなくなってしまう赤ちゃんもいるのです。
大抵の赤ちゃんはそのようなことはありませんが、たまにそのようなこともあります。
また、生まれつき身体に問題があり、長く病院生活を余儀なくされる赤ちゃんもいます。
そのような時は、出産祝いが無駄になってしまうこともあるのです。
特に赤ちゃんが亡くなったりした場合、出産祝いをもらっても悲しみの方が大きく、その品を見る度にママになるはずだった人がより悲しむことにもなります。
滅多にこのようなことはありませんが、このような話は時々耳にします。
このようになると、贈られた側は、内祝いのお返しの問題も出てきますし、また出産祝いをした側もすぐに香典という風になってしまい、贈る側も贈られる側もどのようにしていったらよいのか分からず、ややこしいことにもなります。
■生まれてから1ヶ月経ったぐらいがベスト
このようなことは昔からあるため、お祝いを贈るときは、赤ちゃんが生まれて一か月経った時が良いという人もいます。
確かに、生まれてから一か月間は、赤ちゃんの運命がどのようになるかまだ不安な時期でもありますので、そのような考え方があるのも頷けます。
しかし、赤ちゃんが生まれるという知らせは誰もがうれしくなることです。
お祝い事ですし、生まれる前はともかく、生まれたら直ぐに贈りたいというのが、一般的な気持ちではないでしょうか。
また、出産祝いが人と比べて、あまり遅くなってしまうようなことはしたくないものです。
遅くなってしまうと、何だか祝っていないような感じもしないでもありません。
お祝いしたい気持ちで一杯なら、出産の連絡を聞いたら早く贈りたいものです。
最近の医療は進んでいますので、生まれる前から赤ちゃんの状態はかなり詳しく分かっていますし、無事に生まれてくることがほとんどです。
そのため、ママになる方が仲の良い知人で、母子の状態が良く分かっている場合などは、出産前でも良いのではと思います。
ただ、前述のようにお産や赤ちゃんには良くないことも起こる可能性があるため、そのことも少しは考慮に入れて、贈り物やその時期を考えていくと良いのではと思います。
また、生まれてくる赤ちゃんが男の子か女の子は生まれる前から分かりますが、確実ではありません。
考えている贈り物が、どちらかの性別の色などに片寄っているようであれば、どちらにでも使えるような色にするか、生まれて性別が分かってから贈るようにした方が良いのではないでしょうか。
■ママが欲しいものをあげるのが一番良い
どちらにしても生まれる前に出産祝いを贈ろうと思う人は、ママになる人とかなり親しいはずです。
ママとなる人が欲しいものを、きっと分かっていらっしゃると思います。
親しければ、出産前にお祝いを渡しても良いと思います。
一緒に買い物に行ったりして、欲しいもの聞くのも良いかもしれません。
仲の良い友人だから、一緒に赤ちゃんに必要なものを揃えて楽しみ、その必要なものの一部をお祝いの品にしても良いと思います。
もし、知人のレベルが仕事仲間程度でしたら、赤ちゃんが生まれてからお祝いを贈った方が色々と無難なのではと思います。
しかし、贈る時期についてはその人個人の考え方ですので、知人のレベルに関係なく、自分が良いと思った方でよいのではないでしょうか。
ただ、世間の目が気になるようであれば、出産約一か月後ぐらいがおすすめです。
昔のしきたりや習わしは、確かに今でも一理あります。
しかし、医療や物の見方考え方も時代と共に少しずつ変わってきています。
昔のしきたりの意味や理由が分かっての行動でしたら、今の時代に合う新しいやり方でも良いのではと思います。
お祝いを贈る時期については、常識的に大丈夫かと心配になるものです。
しかし、自分の考えに何かしらの理由や信念があるのなら、自分の思う時期に贈っても良いのではないでしょうか。